今なぜ暗号通貨なのか(3)
投資対象としての暗号通貨
前回は暗号通貨の生い立ちについてお話しました。
今回は投資対象としての暗号通貨です。
ビットコインが直近高値で11万円を超えてきましたね。
1月に13万超えと史上最高値を更新後、
一旦調整しましたが、その後また上昇し続けています。
これは一体何の価格でしょう?
これは円をビットコインに両替する際の
為替レートのことです。
1ビットコイン(BTC)と日本円を
交換するのに11〜13万円かかるということです。
ビットコインもドル/円やユーロ/円同様に
売買の取引で価格が上下します。
ですが、何故これほど極端に価格が乱高下
するかというと、ドルや円、ユーロ等の
いわゆる「法定通貨」は、どれも貨幣の量がほぼ
無尽蔵なので、当日の取引の勢力(売り/買い)
によって価格が上下するのに対し、
ビットコインは貨幣の総量が予め決まっており
需要が多ければ大きく価格が上がり、
需要が少なければ大きく価格が下がります。
価格の決まり方はどちらかというと
金(Gold)や株式に近いものがあります。
ちなみにビットコインが10万超えたからと
いって、10万円無いと交換できないかというと
そんなことはありません。
取引所にもよりますが、だいたい5千円ぐらい
(0.05BTC)から取引きできるので暗号通貨の
取引は決して敷居が高いわけではありません。
暗号通貨で魅力的なのは、その投機性の高さです。
デイトレードの値幅の乱高下もそうですが、
中長期的な上昇幅についても他の投資を圧倒する
上昇率です。
その代表格、もはや暗号通貨の基軸通貨と
呼んでもいいビットコインは2010年頃に
初めて値をつけた時の価格は0.2円/BTC程度だった
そうです。
それが今では10万円を超えており、
7年で50万倍に上昇したことになります。
その間わずか7年ですよ。
7年前に1万円分のビットコインを購入して
保有し続けている人は、現在ではなんと
50億円以上の価値になっているという
計算になります。
すごすぎますね。
ビットコインがこんな事になるのは
開発に携わった人達も全く予想できなかった
ようで、最初の取引はピザ2枚(25ドル程度)
の値段が1万BTCだったそうです。
それも半分ジョークで。
当時ピザを1万BTCで売った人が、
今でも持ち続けていれば、ピザ2枚で
10億円稼いだことになります。
当時ビットコイン開発の中枢にいた人、
面白半分でビットコインを購入した人は
ほぼ全員が億万長者になっているんじゃ
ないでしょうか。
しかも識者によると、今後も暗号通貨の需要は
高まると考えられ、ビットコインの価値は
こんなもんじゃないという意見もあります。
例えば、ネット通販の雄であるamazonが
「今日からビットコインで買い物できます」と
宣言したら、軽く100万円/BTCを超えるだろう
という人もいます。
現在のビットコインの取引規模が約1兆円に
対し、amazonの売上は日本だけで約1兆円、
全体では約13兆円にものぼるので、少なく
見積もっても今の10倍はあるんじゃないか
との期待からだと思いますが。
これはamazonだけの話しですから、
Yahoo!や楽天がそれに続くとどうなるかってことです。
(楽天は既にビットコイン決済に対応し始めているようです)
個人的にはビットコインネットワークの処理性能は
amazonの取引量に耐えられるかどうか不安もあり
amazonはビットコイン決済の導入に二の足を踏んで
いるんじゃないかと私は推察してますが。。
ともあれビットコインは「世界初」の暗号通貨なので
とんでもなく上昇をしてますが、これはビットコイン
だけの現象ではありません。
他の暗号通貨もビットコインに先導されるように
おおむね20倍〜60倍程度の上昇を見せています。
それも2年足らずで。
ビットコインが発行後既に6年以上たっている
ことを考えると、他の通貨についても、もっと
価値が上昇するであろうことは容易に推測できますよね。
以上が暗号通貨の大きな魅力の一つである「投機性」です。
それじゃまた。
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